これまで、ヒップホップトラックメイクにはハードウェアにこだわり続けてきた私もついに本格的なDAWを導入することになりました。
それは独学ヒップホップトラックメイクを始めて6年ほど経った頃でした。
AKAI MPC4000を導入して勢いがついてきた私は愛読書サウンド&レコーディングマガジンから様々な情報を吸収して、次に何を購入すべきか検討しました。(AKAI MPC 4000編はこちら)
私の本格的な初代DAW選びのポイント
当時はWindowsパソコンを使っていたので、Apple Logicを購入するという選択肢はありませんでした。
私が迷ったのはSteinberg CubaseかAbleton Liveでした。
ただ当時の私のスタイルとしては、サンプリングによってMPC4000でトラックを構築するゴリゴリのヒップホップスタイルでしたので、MIDI入力やソフトウェア音源などは必要ないと考えていました。
そんな状況では、Liveはレコーディングした音をパズルのように並べたりするのが、非常に快適そうで、さらにサウンド&レコーディングマガジンによれば、有名なヒップホップのトラックメイカーもLiveを使っているとのことだったので、結局初めての本格的なDAWはLiveにすることにしたのでした。
当時は6万円程しましたので、さすがの私でもMPC4000の購入後そんなに時間も経っていなかったことから、音楽にお金を使い過ぎか?と自分に不安になっていましたが、あの時の選択は間違っていなかったと今は思います。
物は欲しい時に買うべきです。
Ableton Liveの使用感
liveを購入してからは、私のトラックは自分で言うのもなんですが更なる成長を遂げました。
壁を一つ越えた感覚を得ました。私が購入したLive6にはアレンジメントビューとセッションビューというのがあったんですが、そこを理解すれば、後はほとんど説明書を読まなくても基本的な操作はできるようになりました。感覚的に使えるという点もLiveの魅力ではないかと思います。
とは言っても私もLiveの機能をフルに使っていた訳ではなく、私のLiveの使い方は、MPC4000で作ったトラックをLiveに流し込んで、編集して一曲に仕上げるというだけのものでした。なので、Liveじゃなくてもよかったのかもしれませんね。
使用して感じたのは、確かにヒップホップトラックのようなループベースの音楽との相性はとても良く、スピーディにループを生成し、展開を構築することができる点が最大の魅力だと思います。
付属音源やエフェクトとかは、その時初めて使い始めましたが、付属音源はあまり使っていませんでしたし、エフェクトは使いこなすことができなかったので、それらの品質については感じたことをお話することができません。
他のDAWにはない特徴とでもいいましょうか。Liveで作っていると、とても楽しい気持ちになりました。キャンバスに塗り絵をするような感覚とでもいうか、他のDAWとは雰囲気が違うのです。
私はAcid、Live、Logic、Cubaseという順に、これまで4種類のDAWを使ってきましたが、楽しさでいうとliveが一番だと思います。
そして、趣味ヒップホップトラックメイカーにとって何よりも重要なことは、トラックメイキングに楽しさを感じられるかどうかだと私は思います。
ですので、Liveはその点では自信を持ってオススメできると思います。
Liveでカッコいいトラックは作れたのか
答えは素晴らしいヒップホップトラックが数多く産声をあげました。誰から評価を受けたとかではありません。自分的にです。でもそれでいのです。
それまでハードウェアだけで作っていた私にとって、DAWの導入の影響はあまりにも大きなものでした。
一気に公開可能なレベルにまで私のトラックは成長を遂げたのです。
これでわかることは、
不自由な環境で頑張っていると、便利なものが現れた時、あなたの才能が爆発する可能性を秘めているということです。実際に私はそれを体験しました。
ですから、今ハードウェアで頑張っている趣味ヒップホップトラックメイカーの方々には、もう少し頑張った後、是非とも本格的なDAWの導入を試して欲しいと思います。
DAWにもグレードはありますが、購入の際はできるだけ最高グレードにしてください。中途半端なグレードのものを買うと、あとでどうせアップグレードすることになりますから。
まとめ
DAWは素晴らしいヒップホップトラックを制作するためのツールであるということなのですが、それを導入することであなたの素晴らしい才能が花開き、日本のヒップホップ界の発展に少しでも役立てれば嬉しくないですか?
新しい機材等は自分への投資だと思って導入して一緒に頑張りましょう!
最後に購入を検討されている方向けに楽天のショップページのリンクを掲載しますので、ご参考ください。
また、購入時には様々なグレードやセット商品もある場合がありますので、ご自身に合ったものをお選びください。
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それでは良いトラックメイク生活をお送りください!
初めまして。いつも楽しく拝見させていただいております。
私もmpc4000でトラック作っているものです!
ブログをいつも拝見していると、mpcについて知識が豊富な方だと思いました。
僕がmpc4000を使っていてまだ理解できない点が結構あるのですが、
もし可能でしたらいくつかmpcの操作について質問してもよろしいでしょうか。
p.s好きなアーティストはアメリカならギャングスター、dr.dre.エビデンス,mosdef
日本だとkreva.punpee.budamunk.5lack.macho. R.I.P.トコナメなどです。
コメントありがとうございます。
MPC4000の操作について質問オーケーです。
操作方法を網羅しているわけではありませんので、わからなかったら調べてみますね。
ギャングスター、ドクダー・ドレー、クレバ私も好きです。
他には、DJクィックも好きですね。