飽きさせない!ヒップホップトラックの展開を作る方法3選

こんにちは。

みなさんは日々のヒップホップトラックメイキング楽しんでいますでしょうか?

ところで、トラックメイキングをしていると、ある時“ふと”気がつくことがあります。

「展開の作り方がワンパターンになっている!」

もしくは、トラックメイキングを始めたばかりの方においては、

「そもそも展開の作り方がわからん!」

なんて途方に暮れているなんてこともあるのではないでしょうか?

今回の記事では、トラックメイキングにおける展開をどうすればいいのか、その悩みを解決すべく私の最近完成したばかりのトラックを元に、

展開を作る方法3選

として紹介させていただきたいと思います。

はじめに今回製作したトラックはこちらです。

早速ご試聴願います。

※試聴なしだと記事の言っていることについて全く意味がわからないと思いますので、是非!


お聴きいただけましたでしょうか?

好き嫌いは置いておいて、このトラックを参考にトラックの展開について余すところなく解説していきます!

このトラックの基本構成の紹介

まずはじめにこのトラックの基本構成ですが、イントロ8小節、ヴァース①16小節、フック8小節、ヴァース②16小節、フック8小節、ヴァース③8小節、フック8小節、アウトロ8小節となっております。

※ヴァースとはサビではなくラップを歌うところ

※フックはサビを入れるところ

※小節は4拍のことですが、このトラックではキック、スネア、キック、スネアで4拍です。下の画像ではトラックが並んでいる所の一番上に数字が小節数を示しています。なお、薄い灰色の縦線毎に4小節です。

つまりは、ザ・オーソドックスな構成ということですね。

下の写真は全体図です。

展開を作る際の基本的な考え方

ケースバイケースですが、8小節毎に動きを作るイメージでいればうまくいくことが多いです。上の写真でも8小節毎にトラックのパートが変わっているのがわかるかと思います。

ではいきます。

展開を作る方法3選

1 ビートの抜き差し

この方法はトラックの展開を作る上で必須の方法ではないでしょうか。

下の写真でいうとsnareパートの色が反転しているところとかです。 

スネアに限らず、リズム系の音を小節の変わり目で抜き差しすることで、展開を演出することができます。

2 新たなパートの追加

(1) フック部分では音色を追加する

フック部分では、派手な音やパッド系の音色を追加することで、ヴァース部分との違いを演出できます。

上の写真においても25小節目から、オレンジ色のトラックや青色のトラックが新たに追加されていることがわかると思います。

青色のトラックは金物系のリズム楽器でフック部分にだけ参加しています。こういう音を加えることで、少し賑やかになります。

(2) 省エネなパート追加方法

このトラックのヴァース①の9小節〜16小節とヴァース②の9小節〜16小節を以下に貼っていますので、聞き比べて下さい。

(全体図を見ながら以下の音源をお聞きください)

ヴァース①(上の写真にある小節数でいうと、17〜25)

ヴァース②(上の写真にある小節数でいうと、41〜49)

これは、同じループの主従を逆転させることで、展開を作る方法の紹介です。

つまりヴァース①では、メインのループの後ろに薄っすら入っていたパート(上の写真では上から3番目の黄色のパート)が、ヴァース②ではメイン(上の写真では上から4番目の黄色のパート)になっているのです。

音量の調節やEQの処理により主従を逆転させています。

これについては、他にも同じことをやっている人がいるのかどうか、独学趣味トラックメイカーの私には定かではありませんが、いかに楽をするかという観点で私が編み出した省エネ展開構築法なのです。

おまけに、ヴァース③では上の写真でいうと上から2つ目のトラックを1/4拍くらい少し後ろにずらすことで、ヴァース②との違いを作り出しています。

3 EQやフィルターで展開の演出

ヴァースはEQ等で音色の調整(広域を引っ込ませる等)をして、フックの盛り上がりを際立だたせるという方法があります。

写真の一番うえのトラックでもこの手法をとっており、EQの設定は次のとおりです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ヒップホップトラックの展開のアイディアは無限にあります。こういった展開を考えるのもトラックメイキングの醍醐味ですね!

この記事がみなさんのトラック展開のバリエーションを考える際の一つの案となれば嬉しいです。