ヒップホップトラックを作るための機材の話(Apple Logic Pro9編)

こんにちは。ヒップホップトラックを作るための機材の話という、単に私の機材遍歴を語るこのコーナー。

今回はApple Logic Pro9編です。前回の記事はこちら(Roland SP -404編)

 

Apple Logicを購入した経緯

これまで様々なハードウェア機材プラス、Windows PCのVAIOにAblton Liveをインストールしてヒップホップトラックメイキングを楽しんでいた私でしたが、VAIOがクラッシュしかけていたので、パソコンの買い替えを検討しました。

 

実は私個人として、これまで何となくミュージシャンといえば、Macという憧れに近い思い込みを持っていました。

そんな思い込みから、Macにする事でこれまでの殻を破るようなgoodトラックが作れるのではないかと夢を抱き、次の PCはMacにすることに決めたのでした。

 

「さて、DAWをどうしようか?」と思ったのもつかの間、MacならMacにしか使えないApple  Logicしかないでしょうということに私の思考は染まっていました。

さらに

当然同じメーカー製品ですから、Macとの相性がいいこと。

付属するループ素材が膨大であること。

リバーブでspace designerという高品質なエフェクトが付いていること。

など、私の購入したい気持ちを後押しするものは多くありました。

しかもなんかLogicっていうネーミングもカッコ良いいと感じており、迷いは一切なかったのです。

 

Logicでカッコいいヒップホップトラックは作れたのか

当初、あまりにもAblton Liveと使い勝手が異なることから、操作に慣れるまで苦戦しました。

しかし、せっかくLogicを購入したので、普通にMIDI入力してトラックも作りたいと考え、Roland MC -909以来のサンプリングしないヒップホップトラックを作ることにも挑戦しました。

今思えば、普段やらない形で、トラックメイキングをしたことが、私の音楽制作の幅を少しだけ広げることに繋がったのです。

 

それまではDAWにおいて、MIDIで音符を入力して付属のソフトウェア音源で楽曲制作をすること自体、初めてトライすることでしたから、私にとっては手探りの冒険のようなことだったのです。

最初は上手くいかず辛かったですが、慣れるとMC -909で打ち込んで制作するよりもスピーディで快適になり、圧倒的な利便性を感じるようになりました。

もちろん音質も趣味トラックメイカーにとっては申し分なく、自分が満足できる素晴らしいヒップホップトラックを制作することができました。

 

そして、何と言ってもLogicの最大の武器はApple Loopsにあると思います。

Apple Loopsはオーディオデータのループの他、MIDIデータのループも用意されており、様々な使い方ができます。

単純にループを組み合わせてトラックを作ったり、自分のトラックに組み込んだりできるのです。

もちろんヒップホップトラックにも充分使える音がありますので、このループ素材を目当てにLogicを購入してもいいんじゃないかなと思うくらい充実の内容なのです。

 

ただし、私が使ったのはLogic9でしたが、オーディオの編集でループを並べたりするのは圧倒的にAblton Live6の方がやりやすいです。

ですからヒップホップトラックに特化するのであれば、やはり、Ablton Liveの方がスピーディに作れることは間違いないでしょう。

 

まとめ

私はほぼ5年おきくらいでDAWを乗り換えていますが、Logicによって飛躍的なレベルアップを遂げました。自分で言うなって話ですが、自分以外に言ってもらえる話でもないので。

 

やはり機材は良いものを買い自分がそれに必死についていくことで、自分自身もレベルアップするという面があることは間違いないです。

ですから、独学トラックメイクを始めたばかりの方は、恐れずになるべく最初から良い機材を購入し、思いっきりトラックメイクに没頭していただきたいです。

その投資は間違いなくあなたの人生のプラスになることでしょう。マイナスなるのはお金だけです。

 

では、よいトラックメイク生活をお送りください!