こんにちは。
さて、独学トラックメイキングを楽しんでいるみなさんは、自作トラックのミキシングってやってますか?
当たり前だ!と言われそうですが、何を隠そう…
私は20年という無駄に長い独学トラックメイキングのキャリアを持ちながら、ミキシングに手を出したのは、ここ1、2年くらい前からなのです!
独学って恐ろしいですよね(笑)
ところで、私はミキシングに関しては少しかじった程度であり、なんてことない実力ですが、それでもミキシングをする事で自分のトラックが1ランク上に生まれ変わるのがわかるんです。
はっきり言って、か な り!変わります。
自慢できることではありませんが、私がトラックメイキングを始めてからこれまで、全くと言っていいくらいミキシングをやってこなかったからこそ、その劇的な変化がわかるんです。
私の拠り所であった愛読書『RAP STYLE』(リットーミュージック)にもミキシングについては特に書かれていなかったことと、独学でありながら勉強不足だったため、私はミキシングを20年以上見落としてトラックメイキングに勤しんでいたわけです。
そんな苦い経験があるからこそ、みなさんが私のようなミキシング知らずに育つことないように、この記事ではヒップホップトラックメイキングに必須といえるミキシングについてお話したいと思います。
ただ、ミキシングはとてつもなく奥が深い、いや、もうなんだかよくわからないっつうレベルの話なので、自分のやってきたことが正しいのかどうかはわかりませんから、今回は深い話はいたしません。
間違っていたら迷惑ですしね。
この記事のねらいとしては、ミキシングを知るきっかけに使っていただき、あとはこの記事に書いてあることは話半分にしておいて専門の文献で研究していただきたいというイメージです。
ミキシングとは
未熟ではありますが、様々な媒体から勉強した結果、得た知識でご紹介していきますね。
ミキシングとは
“やればやるほどトラックがおかしくなっていくもの”
です。
これは冗談ではありません。
私は何度も痛い目にあっています。
適当にやっていても、かなりの確率でいい感じにはならず、結果収拾がつかなくなる可能性が高いものなんです。
素人(私も含まれてます)にはかなり敷居の高い作業で、相当な訓練を要するものという印象です。
ヒップホップトラックメイキングにおけるミキシングの手順
ボーカルなしのヒップホップトラックメイキングで考えると、主に
1、フェーダー操作
2、EQ
3、コンプレッサー
4、リバーブやディレイ
を使用してミキシングを行います。
では1つずつご紹介しましょう。
1、フェーダー操作
フェーダー操作とは、上物、ベース、ドラムなんかの音量バランスを取ることです。
適切なバランスを取る必要があります。
そして、当たり前の作業でありますが、とても大切な作業になります。
やたら上物の音量が大きくて、キックが小さいとか嫌ですよね?
2、EQ
音の周波数ごとの音量を上げたり下げたりするものです。
音圧を上げるために、ベースや上物の超低域をカットして使うことがあります。
あと近い周波数帯域の楽器なんかを、うまい具合に住み分けさせたりもできます。
また、低域を上げると音が柔らかくなったり、高域を上げると音の輪郭がはっきりして固くなるので、そういった音作りにも使います。
3、コンプレッサー
コンプレッサーは設定した一定以上の音を圧縮するものです。
音量のばらつきを調整したり、ドラムとかのアタック感を調整することができます。
このアタック感の調整で、そのトラックのノリが変わっちゃうことがあるので、慣れないうちは注意が必要です。
私はこれで何度も失敗しました。
その時はいい感じだと思っても、翌日聞いてみると、「あれ?」ってなるんですよね。しかもそれがエンドレスに繰り返すんですよ〜(涙)
4、リバーブやディレイ
いわゆる空間系エフェクトと言われるものです。
リバーブは元の音に余韻や残響を加えるものですね。
ディレイは入力した音を遅らせて発音させるものです。
どちらも上手く使えればガラリと印象が良くなります。
いかがでしたでしょうか?
簡単にまとめると、ミキシングというものがありますよ!よく使うエフェクトはEQ、コンプレッサー、空間系で、取り組むことでトラックのレベルアップが可能ですよ。という記事でした。
また別の記事で、私もさらに研鑽を積んでからエフェクトの細かいお話ができればと思います。
それでは良いトラックメイキング生活を!