ヒップホップトラックメイキングに疲れたら〜作曲少女を読んでみてはいかがでしょうか

こんにちは。

トラックメイキングをしていると、疲れたり飽きてきたりなど、様々な感情を抱くことがあるのではないかと思います。

そんな時に何をするかは人それぞれですが、作曲活動にフォーカスした小説を読んでみてはいかがでしょうか?

私がおススメするのは「作曲少女」という小説です。

私がこの本を購入した動機は、トラックメイキングに疲れたとかいうわけではなく、ラップの修行のために姉妹本である「作詞少女」に感銘を受けたためでした。

「作詞少女」については別途感想をお伝えするとして、今回は「作曲少女」のどこがいいのか等について、お話したいと思います。

主人公に共感できた

「今の自分と同じだ」とか共感できる部分が多数あります。

まあ、「作曲少女」の主人公は作曲を始めたばかりの状態、いわば素人なので、トラックメイキング歴20年近い私がそれに共感していること自体、かなり絶望視すべき事であるのかもしれませんが、それは置いておきましょう。

自分の成長や現在地を確認できた

小説の主人公に共感する部分もありますが、それとは別に「この部分は自分の方がマシだ」と思える部分も、少なからずあると思います。

このことは、自分が独学で成長してきた事を確認することになり「自分も頑張ったなぁ」なんてことも思えるし、自分に足りない部分はどこで、今のレベルはどの程度なのか、つまり自分の現在地を確認することになります。

自分が何者でどこにいるのかわからなければ、次の一歩を踏み出すことができないのは、どんな状況においても一緒ですから、自分の現在地を確認できるということは、非常に有意義なことではないでしょうか?

作曲に使える知識が身についた

私の場合、「作曲少女」を読んで初めて知った知識が二つ以上ありました。

そしてそれにより、私の作曲に関する理解の世界が一気に拡大したのです。

今まで何やってきたんだ?というレベルなのかもしれませんが、それも置いておきましょう。

いずれにしても、これまで様々な作曲教本を読んできたわけですが、初めての知識に巡り会えたことに、今はもう感謝しかありません。

作曲哲学を考えられた

作曲をする時の心の持ち方なんかは、趣味でやっている方にとっては、なかなか接することのない分野なのではないかと思います。

この本に書いてある考え方がいいのか悪いのかは読者が判断するとしても、作曲哲学を考えてみるきっかけにはなるのではないでしょうか?

趣味トラックメイキングは孤独です。ですから余計に作曲哲学というものが大切になるような気がします。

ヒップホップトラックメイキングに役立ったと思う

やはり一番は、ヒップホップトラックメイキングに疲れた時の気分転換として、いいのではないかと思いました。

気楽に読書ができて、リフレッシュできますから精神面で大いに役立ちました。

先程述べたように、自分の実力の現在地や哲学的な部分も確認できます。

一方、技術的な面でいうと、この「作曲少女」で目指している曲のジャンルはヒップホップトラックではありませんから、ぴったりハマらないと感じることもあるかもしれません。

しかし、ヒップホップも音楽ですから、ヒップホップトラックメイキングにも応用できる知識も多くありました。

先程述べたとおり、私においては、二つ以上の実践的な技術が身についたと思っています。

ただし、サンプリングオンリーでトラックメイキングをしている方については、直接的に関係する技術的な知識は少ないのかもしれません。

最後に注意点です

これからトラックメイキングを始める方が、この本を読んだらすぐ曲が作れるようになるわけではないと思います。

また、既に始めている方のヒップホップトラックメイキング能力が劇的上がるかというと、そういうことにもならないと思います。

その理由は、「作曲は実際にやらないと成長しないから」です。

とにかく真剣にトラックメイキングをする機会を多く持つことが成長に必要だと思います。

最後に、参考として作曲少女のリンク先をお伝えしておきます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B06XD4SCW3/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

それでは、良いトラックメイキング生活をお送りください!