こんにちは。
みなさん最近トラックメイキングしていますか?
私は最近ほぼ毎日ヒップホップトラックメイキングをしているところです。
そんな中で、ふと思ったことがあります。
ヒップホップトラックメイキングは一体何が面白いのだろうか?
という疑問です。
毎日のようにヒップホップトラックを作っていると、トラックメイキングという行動が義務的または、生活・人生の一部になってしまっており、楽しさについて考えることもなかったので、ここで一旦、なぜヒップホップトラックメイキングは楽しいのかという原点を検討する必要があるのではないかと考えたわけです。
というわけで、本記事では「なぜヒップホップトラックメイキングは楽しいのか」について、検討を進めていきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。
その前に、
ヒップホップトラックメイキングとは自分にとってなんなのか
まず、ヒップホップトラックメイキングがなぜ楽しいのかを考える前に、ヒップホップトラックメイキングとは自分にとってどんな存在なのかについて、私の考えをお話しします。
私にとってヒップホップトラックメイキングは夢です。
これまで私はヒップホップサウンドに勇気づけられたり、辛い時には支えられたりしてきました。
そんな自分にとってはヒップホップサウンドを作った人たちが恩人ということにもなりますから、今度は私がヒップホップトラックを作って、私と同じように感じる人が増えればいいなと、少しでも日本のヒップホップ界に貢献できればいいなという思いもありトラックメイキングをやっています。
それだけではありませんが、そういう気持ちがあるという感じです。
みなさんにとってのヒップホップトラックメイキングは何ですか?
今一度考えてみても面白いかもしれませんね。
さて、このような経緯で私はトラックメイキングと付き合っていますから、トラックメイキングの楽しさについて偏見的に捉えている可能性もあるという前提で以下の検討記事をお読みください。
トラックメイキングの楽しいところ
ヒップホップトラック自体が魅力的である
ヒップホップトラックは中毒性のあるループが肝であり、併せて音楽としての構成のシンプルさが大きな魅力だと思います。
トラックメイカーが真面目ににループを追求しているという私の勝手なイメージもあってか、言葉で言い表わせませんが、なんだか素朴というか、実直というか、ヒップホップトラックには誠意すら感じます。
それが、聞いていてワクワクした感情を生み、自分でやってみることで、さらに深まっていき、楽しいと感じるわけです。
さらに、
ビートメイカーの姿を想像し、なりきることができる
先程お話ししたとおり、ヒップホップトラックの魅力とは、シンプルな構成における強烈なループにあると考えます。
ヒップホップトラックの多くはメロディ等が1〜4小節ごとにループすることになっていると思いますが、トラックメイカーはその短い小節に全精力を注いでいるということになります。
そのようなループを追求する姿を想像していくと、トラックメイカーがもはや職人にしか見えなくなってきます。
そしてトラックメイキングを自分でやってみると、想像していたトラックメイカー、つまり職人に自分がなっているではありませんか!
簡単に言えば、想像力によって、なりきり遊びができる趣味ということになります。
想像の力を駆使することで、トラックメイキングがさらに楽しいものになるのです。
私なんかは寝る前に、自分がヒップホップトラックメイカーになっている一日を想像して、楽しい気分で就寝することもあります。
思考は現実化するという考えもありますから、想像は有効かと思います。
では、さらにトラックメイカーの姿を詳細に想像してみてください。
そのトラックメイカーの前には、パッドを備えた機材が見えてくるはずです。
そうです。ヒップホップトラックメイキングといえばパッドを備えたサンプラー等の超魅力的な機材が充実しているのです。
機材が非常に魅力的である
ヒップホップ製作に関する機材といえば、スクラッチやサンプリングに使うターンテーブル、サンプラー、シンセ等魅力的な機材が思い当たります。
中でもAkai MPCという機材に関していえば、レジや電卓のようでありながら、なんとも言えない魅力的な外観を備えております。
そしてそのような古い機材からは、確かな実感はありませんが、暖かい太い音が出ているような感じがします。
そういうイメージで、機材に囲まれてトラックメイキングをすると、側から見れば職人以外の何者でもありません。
暖かく太い音を作るトラックメイカーになりきることで、趣味としての楽しさがアップすること間違いなしです。
反対に機材がないと(パソコンだけでトラックメイキング等)楽しさは減ってしまうのかなと思います。
なお、機材は置いておくだけでも楽しいです。
私は最近、あまりにも便利なので、MIDIコントローラーとパソコンだけでトラックメイキングをしていますが、Akai MPC4000は常に手元に置いています。
存在しているだけで楽しく、また、安心感があるのです。
手軽に普通に聞けるヒップホップソングを作る方法がある
なぜなのかわかりませんが、アカペラを入手して、自分の作ったトラックに乗せるだけで…
あら不思議!
普通に聞けるヒップホップソングになってしまうのです。
まだAkai MPC4000を購入して間もない頃、試行錯誤をしてトラックを作っていた時期ですから、私にとってもあまり納得のいくものでは決してないトラックでしたが、アカペラを乗せると不思議と聞けるヒップホップソングになりました。
あまりにも自然だったので、飲み屋にCDを持ち込んで流してもらったほどです。
この現象は極端な話、キックとスネアだけのトラックにおいても起こりうる現象かと思います。
これはつまり、誰でも比較的すぐに、普通に聞けるヒップホップソングを作ることができるということなのです。
なお、この作業はアカペラとトラックのBPMを合わせる練習にもなりますし、ミックスの練習にもなるので、技術向上の面からもオススメです!
ちなみになぜアカペラを乗せるだけで普通に聞けるヒップホップソングになるかというと、それだけ人の声の表現力がもの凄いということだと私は思います。
しかし、それで終わりではない。そう甘くないのがヒップホップトラックメイキングの魅力なのです。
追求し続けることができる
トラックメイカーは職人のようだと私は思います。
つまり
「そう簡単には、最高にかっこいいトラックを作ることはできない」
というのが、私の感想です。
私のケースが当たり前とは考えていませんが、20年近くヒップホップトラックメイキングを続けていますが、私も最高にかっこいいトラックは作ることができていません。
ここで言いたいことは、トラックメイキングという趣味は、始めてすぐに最高のかっこいいトラックができるものではなく、そのためには追求して自己を高めていかなくてはならないということです。
確かに、アカペラのラップを乗せることで普通に聞けるヒップホップ音楽になりますが、それ以上のものにはならないと思います。
自分なりにヒップホップの歴史を勉強したり、音楽の勉強をしたり、うまくなるには多くの時間をヒップホップトラックメイキングという趣味に費やすことが重要だと考えます。
そういう点からしても、ヒップホップトラックメイキングは、追求することができるので、人生の長い期間楽しめる趣味ということにもなるのです。
いかがでしたでしょうか?
みんなにオススメできる趣味と言いつつ、個人的趣向を語るだけの記事ではありましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
一つでも共感できるものがあれば、いいなと思います。
物事への感じ方は人それぞれ、趣味も人それぞれですが、大事なのはその趣味がその人を楽しませ、幸せにするかどうかだと思います。
ヒップホップトラックメイキングの楽しさは、この記事に書いたこと以外にもたくさんあると思いますし、幸せにする要素もたくさんあるのではないかなと、この記事を書き終えた今、改めて思いました。
それでは、良いトラックメイキング生活をお送りください!