独学で作曲を始めたい!どんな方法で何から始めれば良いのか

こんにちは。

みなさんは感動する音楽を聴いた時、「自分もこんな音楽が作りたいな」なんて思ったことはありませんか?

でも次の瞬間「音楽経験がないから無理かぁ」と考えて、フツフツと湧いてくる自分の欲求を抑えてしまった経験はないでしょうか。

今回は独学で作曲を始めるにあたって、音楽経験がない人が音楽を趣味として軌道に乗せるには“何から始めればいいのか”について私の経験や参考書から得た知識等から、提案したいと思います。

なお、本内容はパソコンでの音楽制作を前提にお話しますので、最低限パソコンと音楽制作ソフト(DAW)を購入した直後の状況から、話をスタートします。

また、私の経験はヒップホップのトラックメイキングに特化したものであり、通常のJーPOPを想定したものではありませんが、J-POP等の作曲を始める場合でも参考になる点はあるかと思います。

では行きましょう!

初心者が作曲スタート段階に独学でできる4つのアプローチ

作曲を始めた際、作曲力を育てるアプローチはざっくり言うと、以下の4点が考えられます。

どのアプローチで始めるかについては非常に重要だと考えます。

なぜなら、いずれのアプローチも作曲力を育てることは可能ですが、その人の作曲レベルがどの段階にあるかによって、それぞれのアプローチによる効果が変わってくるからです。

作曲を始めた段階で、私はループ素材による作曲を始めましたが、ほぼ作曲力は育たず、育ったのは自己満足感だけでした。

しかし、今の私のレベル(高くはないが)であればループ素材による作曲は参考になる点が多くあり、いかにオリジナリティに取り込むかという観点からすれば楽しくもあります。

また、アプローチの仕方によっては、挫折する可能性もあると思います。

というわけで、以下、初心者段階の方がどのアプローチで作曲力を育てていけば趣味としての軌道に乗せやすいのかについて、私の考えをお話しします。

ループ素材によるアプローチ

私が作曲を始めた時のアプローチです。

先ほどもお伝えしたように、このアプローチにより育ったのは、自己満足感のみでした。

その理由は、一応曲らしくはなるので少しは満足するのですが、どれだけやっても自分で作っている感じがせず、やはり楽しくないのです。

一応オリジナル曲を自分は作曲しているという自己満足は得られると思います。

良い点を挙げると、素材が小節単位のループでできているものをただ並べていく作業ではありましたが、私にとっては生まれて初めて、

“小節の存在を意識した”

という点では、若干成長したアプローチだったのかもしれません(もちろん“小節”というものがなんなのか、その言葉の意味は当時の私は知りませんでしたので、感覚として意識していたというレベルですが)。

さて、案の定、自己満足だけでは本当の満足を得られるはずもなく、クオリティも上がらない中、徐々に作曲から離れていくことになりました。

この段階で作った曲のようなものは4、5曲程度だったと思います。

とにかくメロディを作るアプローチ

その後に私が到達したアプローチが、メロディをひたすら考え、その後にアレンジしていく方法です。

一般的に作曲を始めるという時に、まず思い浮かぶのがこの方法なのではないでしょうか。

しかしこのアプローチは“音階”というものを知らない当時の私のような初心者にはオススメできません。

私がROLAND MC909を購入した直後から進めた作曲方法ですが、音楽理論はもちろん音階すら知らないので、ただひたすら頭でメロディを考えて、パッドを叩いての繰り返しでメロディを紡いていくというものでしたが、当然どの音階で弾いているのか意識していませんから、アレンジが全くうまくいかず、曲が完成しない状況が続くことになりました。

頭の中でメロディを考えるのにも限界がありますから、まともな曲は作れそうにありませんでした。

当然そのような結果が続けば自分の才能のなさに悲観して、作曲を諦めてしまう可能性があったのです。非常に危険なアプローチといえるでしょう。

私は異常なまでの作曲熱が功を奏してか、高い機材を買ってしまった貧乏根性か、作曲を辞めることなく、MC909で40曲程の“曲のようなもの”を制作したのでした。

真っ先にコードを並べていくアプローチ

何のきっかけだったのか忘れましたが、コードというものを知り、後に私が選んだ作曲方法ですが、このアプローチにより私の作曲生活は激変しました。

これにより作曲した作品のクオリティの向上や作曲スピードの向上に繋がり、MC909でさらに200曲以上のループ曲を作ることに繋がったのです。

この方法は、コード進行を選んでパソコンの音楽製作ソフトにピアノの音色等で打ち込んでいき、あとはその音を聞きながら歌ったり打ち込んだりしていけば、結構簡単にメロディができるものです。

あとはアレンジを例えばメロディの音と被らないよう、コード構成音で打ち込んでいけば、とりあえず曲らしきものが出来上がるわけです。

コード進行の参考になる書籍を以下に紹介します。

参考書を読み漁るアプローチ

私は比較的早い段階で参考書を読み漁るようになりました。

しかし、参考書は音楽初心者にとってはとても難しく、さらに独学ですから理解することは簡単ではありません。

ですから、1冊くらいはお守りとして買ってもいいと思いますが、ある程度作曲ができるようになってから自分に必要なものを手に入れて、勉強していってもいいのではないでしょうか。

以下参考:私が読んだ書籍に関しての記事です

https://shusaku-dokugaku.com/compose-book/

まとめ

いかがでしょうか。

以上からすれば、私が作曲初心者の方にオススメしたい最初のアプローチは、コード進行ベース、つまりコードをとりあえず並べてから作曲を行う方法になります。

作曲というのは挫折してしまっては、もったいないものです。

私は具体的に何を得たというものはありませんが、作曲の趣味は人生に豊かさをもたらしてくれています。

是非みなさんも、作曲がしたいと思った時には、まずやってみることをオススメしますし、その際には、コードをとりあえず並べて作曲人生をスタートしていただきたいと思います。

参考として、コード進行ベースでトラックメイキングをした際の手順がわかる記事を以下にご紹介させていただきます。

https://shusaku-dokugaku.com/garageband-hiphop-track-make

では良いトラックメイキング生活をお送りください!