
こんにちは。
独学でヒップホップトラックメイキングをしてみたいと考えた方は、何から始めたら良いのかわからないことが多いかもしれません。
ましてや私のようにトラックメイキングを志した時点でクラブとか行ったことのないような人の場合は、共通の音楽を趣味にする友人や、実際にトラックメイキングをしている友人がいないでしょうから、だれかに聞くこともできず、自ら調べていくしかありません。
そんな時には、全てを鵜呑みにするのではなく、行動へのヒントを探す目的でブログを探せば、一歩を踏み出す、またはさらに歩を進めるチャンスとなるかもしれません。
ということで、今回はそのような役割を担えるブログ記事を書いていこうと思います。
ヒップホップトラックメイキングを始める時にはたくさんの曲を聞くと良い−聞き漁り行動

まずはじめに私の考えを述べさせていただくと、ヒップホップトラックメイキングを始める際には、たくさんのヒップホップ曲を聞くと良いと考えます。
では、どんな曲をどれくらい聞いていけばいいのか。
今回は私のこれまで行ってきたことをご紹介します。
ディスクガイドを利用する
私は、一時期ホームDJをやっていました。
ホームDJとは、家でミックスCDを作ってドライブで聞いたりする形態のDJで、私が今創作した用語です。もちろん人前でDJなどやったことはありません。
ですが、個人用ミックスCDを作るために色々な曲を知りたいと思い、ヒップホップのディスクガイドを購入して、そこに載っている曲を歴史を辿るように片っ端から聞いていったわけです。
その時は夢中に真剣に向き合いながら聞いていきました。
このガイドを頼りに何日もかけて、それぞれのアーティストの代表曲を聞いていくということをしていったのですが、掲載されているアーティストのアルバム数から考えると1日で50曲以上は聞いていたはずです。
「R &B HIP HOP DISC GUIDE」(ブルース・インターアクションズ)
ネットで情報を集めてYOUTUBEで聞く
同時期、私はなぜかわかりませんが、色々な国のラップに異常な興味を持ったため、アジアやヨーロッパの様々な国々のラップ情報をインターネットで検索し、YOUTUBEで聞いてみるという活動をしていました。
それぞれの国の言葉でラップしているアーティストの姿を見ることは、私の日本人としてのアイデンティティを再確認することにもなり、日本語でラップすることの意義を確信することに繋がりました。
このような行動が個性につながる
この自分の好みがわかったということは、自分の個性を作り始めたということと同義であると私は思います。
これが、オンリーワンの自称ヒップホップトラックメイカーの第一歩となるのです。
どのように聞き込んでいけばいいのか−聞き込み行動
さて、次に必要なのは、そのような自分好みのトラックを聞き込むことです。
一番重要なトラックというものは、あなたがヒップホップトラックメイキングをしたいと思った時、そのきっかけとなったトラックです。
そのトラックに感動したからこそ、一歩進んで自ら作り出したいという欲求が生まれたわけですから、その運命の曲についてはトラックの構成音一つ一つに注目して聞いていきたいところです。
この工程で、小節の感覚、BPMの感覚、曲の組み立て方など、トラックメイキングに役立つ多くの気づきを得ることができるはずです。
例えば、小節の感覚というのは、聞きながら数えなくても自然と何小節構成なのか理解できる感覚です。たぶん自然とわかってくるものだと思います。
そしてこの気づきが見に染み込んでいくことで、自然体でヒップホップトラックメイキングを行うことができるようになるのです。
まとめ 聞き漁り・聞き込み行動がもたらすもの

いかがでしたでしょうか。
私の場合、聞き漁りや聞き込み行動で大事な能力を得ました。
これは感覚であり言葉で説明が難しいものなのですが、ヒップホップトラックがまとう独特の空気感がわかるようになったのです。
この空気感の理解というのは、本当にヒップホップを好きな人が作ったトラックとそうでない人が作ったトラックを嗅ぎ分けることができる能力に繋がっていきます。
この能力は自分がヒップホップトラックを作る際の指針になります。
「そんな能力は、ただの勘違いじゃないの?」と思った方もいるかと思いますが、以下に述べるとおり個人がトラックメイキングという趣味を継続するためには必要な能力です。
つまり、ヒップホップトラックメイキングを始めた時点では、それを継続させるために自らを満足させることが何よりも重要であり、この能力はまず最初に得るべきものなです。
これは冗談ではなく、この「自己満足」という状態は趣味が目指す究極の姿だと私は思っています。
ということで、本記事の結論を一言にまとめると、
聞き漁り・聞き込み行動がもたらすものは、「自己満足」
ということになります。
でも、それだけでは終わらないのが趣味の世界ですよね!
そのうち、自己満足では飽き足らず、自らのトラックで他人を喜ばせたいという素敵な思いが湧き始めるはずですから。
先ずはヒップホップトラックを聞き漁ってトラックメイキングを始めて見ましょう。
それでは良いトラックメイキング生活をお送りください。