みなさんこんにちは。
みなさんはヒップホップトラックを制作している際、どんな方法で自分の今作っているトラックの良し悪しについて判断していますか?
そのトラック自信を持って発表できていますか?
または、自分の作っているトラックが合格点なのか不合格なのかという判断をどのようにしていますか?
と疑問を投げかけておきながら、自分で判断するのってなかなか難しいことですよね。
自分のトラックは正にこの世に生まれた瞬間からひたすら聴いているので、自分自身の飽きの要素も影響することもあり、余計に判断が難しいんですね。
本当はいいトラックを捨ててしまっているかもしれない…
でも、そんな勿体ないことはしたくないですよね!
そこで、私も客観的にできているのかは不明ですが、参考として私がヒップホップトラックメイキングの際、自分のトラックが合格点なのかそうじゃないのかをどのように判断するのかについて、ポイントをお伝えします。
判断ポイント①
制作したループが、ずっと聴いていられるかどうか。
当たり前だ!と言われそうですが、これは基本中の基本。超重要な事であります。
とにかく、ご自身の制作したループトラックをシーケンサーでループしてしばらく聴いてみてください。
ビートに己の感覚を委ね、何度聴いても飽きないか確認するのです。
そして、その作業を一旦やめて翌日以降、できれば一週間くらい置いてからもう一度聴いてみてください。
その時感動する、またはドキッとする何かがあれば合格点に達していると考えます。
もしもそんな感じがしなくても、そのトラックを見限るのはちょっと早いです。
その場合は次のポイント②からも自分のトラックを聴いてみましょう。
判断ポイント②
ラップを乗せたらどうなるかをシミュレーションする。
むしろインスト状態で感動できるものを作れる可能性としては、趣味トラックメイカーにとってはレア、いや、激レアなものであります。
ご自身でラップができる方は自分でラップしてみてもいいですし、ラップできないという方は、ラップのアカペラ音源があれば、それを乗せてみてもいいでしょう。
なお、ラップをやってみたいという方にはこの記事が参考になるかもしれません。
(以下リンク)ラップのコツを確認!
さて、何故そうするのかというと、インストではそんなに感動できなくても、ラップを乗せると、「まあ不思議!」という感じで見違えるようなヒップホップサウンドに変身することが、ままあるからです。
人の声というのは、どんな楽器よりも情報量が多く、エナジーないしパワーがあるので非力なヒップホップトラックでも、激変する可能性を秘めています。
例えば、歌声は抑揚があったりピッチが揺らいでいたり、様々な要素が絡み合い、その表現力は楽曲の中でも圧倒的な存在感を示します。
なので、楽曲の完成形をラップの載ったヒップホップサウンドということであれば、トラックメイクの段階でその音を想像することが重要で、そのために自分でラップしたり、アカペラ音源を入れたりして確認しておくべきなのです。
これでもしっくりこないという場合は次のステップへ!
判断ポイント③
ラップ用トラックの道は諦めて、何かのバックに流れていても邪魔にならないようなBGMとしてどうかな?というように、思考の変換、リスニングの観点をシフトします。
これをクリアできないトラックであれば、冬眠させましょう。
数ヶ月後もう一度聴く事で、新しい発見がある事が、結構あります。
そこからアレンジを再構築したりすることで、生まれ変わる可能性があるのです。
また、昔の自分の感じ方と未来の自分の感じ方はかなり変化している事も多いので、その時に合格点に達していると感じる可能性もあるのです。
まとめ
すなわち、自分のトラックは唯一無二のもので、生み出されたトラックに捨てるものはないということをお伝えさせていただきました。
ダメトラックだと思って自分に才能が無いなんて思ってしまうなどは、もってのほかです。
自分のトラックは自分の子供のように大事に考えていきたいですね。
それでは今回はこれで。良いトラックメイキング生活をお送りください!