みなさんこんにちは。
Ableton Liveという最強のDAWをゲットし、至れり尽くせりのRoland Sonic Cell(音源付きオーディオインターフェイス)を手に入れた私は、趣味トラックメイキングに必要な一通りの機材が揃い、十分な満足を得ているはずでした。(前回の記事はこちら(Roland Sonic Cell編))
しかし、すでにその時、私は知らぬ間に「機材購入地獄」に足を踏み入れていたことに気が付いていませんでした。
なお、「機材購入地獄」とは、私が今考えた言葉ですが、ようするに「必要もないのに機材を購入したくてしたくてたまらなくなり、我慢できなくなる地獄」のことです。
その頃の私は、怠け者なので基本的には毎日トラックメイキングをしているわけではありませんでした。
ですから、どこかへ外出した時とかでも、トラックメイキングができないからといって気が狂う等の禁断症状も特にありませんでしたので、特段外出時の携帯用トラックメイキンググッズは必要なかったはずなのです。
しかし、機材購入地獄に足を踏み入れていた私は、なぜか外出した際にインスピレーションが浮かんだらどうするんだ?という謎の危機感に見舞われ、気がつけば私は携帯用機材の研究を始めることになったのでした。
Roland SP-404を通販で購入
その時、携帯用機材、具体的にいうと、電池で動く機材としては、AKAI MPC500やRoland SP-404が私の選択肢としてありましたが、携帯用なので高い金を出して無理することもないだろうと考え、値段ではRoland SP-404が安かったので、SP-404を購入することにしたのです。
しかも、DJプレイにも使えるということだったので、CDJを使ってなんちゃってDJを家でやっていた私にとっては、非常に魅力的な商品だったのです。
AKAI MPC4000という36万程の機材を通信販売で購入してきた私にとって、3万弱の商品など恐るに足りないことから、すぐに決断し毎度お馴染み、通信販売で購入しました。
届いてから色々サンプリングしたりしてトラックメイキングに挑戦しましたが、AKAI MPC4000の方が当然快適でしたので、あまりの不便さにトラックメイキングには一切使うことはありませんでした。
一見必要ない機材をどのように活用したのか
たまに自動車でドライブに行き、どこかの駐車場に車を停め、SP-404のスイッチをオンしてトラックメイキングをするという、まったく意味のないことにも使いましたが、私がもっともSP-404を有効活用した方法はサンプリングソースとMPCの間にSP-404を挟むという使い方です。
それにより何がどうなるのかと言いますと
SP-404には24種類のエフェクトが備わっております。つまり、サンプリングソースにSP-404のエフェクトをかけてMPC4000にサンプリングすることができるのです。
それにより、一つのサンプリングソースにも無限の音色パターンが生まれるということになります。
ヒップホップトラックメイカーの中ではエフェクトをかけてサンプリングするというのは当たり前の方法なのかもしれませんが、独学ヒップホップトラックメイカーの私にとっては、この方法はまさに自らが知恵とアイデアで生み出した手法なのです。
このように、自分の頭で考えてトラックメイキングをするというのも、なかなか乙なもので、これこそがフロンティアスピリッツといいますか、クリエイター的活動なのではないかと思います。
みなさんも、必要性もないのになぜ買ってしまったのかという機材が出てしまった時、それをただ寝かせておくのではなくアイデアの源として、もう一度考えて見ることをおすすめします。
購入を検討されている方向けに、以下に楽天のSP404の商品販売ページを参考に貼っておきますので、ご参考ください。
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今回の記事は以上です。ではまた、良いトラックメイキング生活をお送りください!
“ヒップホップトラックを作るための機材の話(Roland SP-404編)” への1件のフィードバック