一歩踏み出す!ラップを始める時に最低限必要なものは?ラップの作り方

みなさんこんにちは。

最近はフリースタイルラップがブームになっていて、見てみるととんでもなくカッコいいんですよね。

そういう動画をみて、「自分もラップやってみたい…」と誰にも打ち明けることなく密かに思っている方や、誰かに公言して引き下がれなくなった方はいるのではないでしょうか?

僕も、誰もいないところでフリースタイルラップの練習をしたりしちゃいましたもん。

でもあれって、なぜか同じ言葉ばっかり出てくるんですよね。(ほんと難しい。)

さて、話はそれましたが、ラップをやってみたいと考えているあなたは、おそらく「ラップを始める時に一体何が必要なの?」という疑問を持たれているのではないかと思うのです。

そこで、今回はラップを始める時に最低限必要な機材や知識のお話をこの記事でご紹介したいと思います!

なお、僕自身はフリースタイルラップができないもんですから、あくまでもじっくりリリックを考えて作りあげるスタイルのお話になります。

必要な機材

 マイク

まずは、マイクが必要です。

ちなみに僕が使ったものはダイナミックマイクとコンデンサーマイクです。

それで、音響の詳しいところは気にせず、感覚的にどちらがいいと感じたかお伝えしますが、率直に言うと、コンデンサーマイクが良いです。

僕は趣味でお金をなるべくかけずにやってますから、そこまでいい物は使ってない前提での話であることを先にお伝えしておきますが、ダイナミックマイクの録音した音は太いです。高域があまり出てこないイメージです。

ダイナミックマイクで私が使ったマイクはSHURE SM58というマイクですが、声量のあるボーカリストに最適だとも言われています。

趣味ラッパーは僕のように声量の無い方もいらっしゃるでしょうから、合わないのかもしれません。

一方で、コンデンサーマイクは繊細な音が録音できます。些細な音もキャッチします。例えば、自宅でレコーディングした時に、別の部屋にいる家族の声とか簡単に拾ってしまいます。

繊細なだけに素のままの音が録音できるイメージです。

このマイクの特性が何に影響するかというと、楽曲製作の最終工程であるボーカルのミックスダウンをする時のやりやすさに影響します。

ボーカルミックスというのは、音源データにする手前の作業になりますが、録音した音をボーカルトラック以外のトラックとバランスをとったり、イコライザーをかけたりする作業になります。

※イコライザーとは周波数帯域ごとの音量をコントロールするエフェクターです。

コンデンサーマイクでは素直な音が録れている点で、素直にイコライザーに反応してくれます。素人でも音が作りやすいのです。

様々な情報を見ると、ラップはダイナミックマイクの方がいいという意見もありますが、特にこだわりなく趣味レベルでやるのであれば、素直な音である方が、作業はやりやすいと思います。

ただし、コンデンサーマイクは湿気に弱かったり、管理に気を使う必要があるという難しい点も押さえておくべきです。

また、楽曲の雰囲気によっては、ダイナミックマイクの方が合うものがあることも確かです。ラップのガッツが欲しい時とかですね。

そうすると何を選べばいいのか迷いますよね?

そこでオススメなのが、練習スタジオで実際に録音を経験することです。

それでもそれぞれみなさん音の好みはあるでしょうから、いきなり購入するのではなく、購入の前に練習スタジオで両方の録音を試してみることをオススメします。

練習スタジオの中には、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクを借りることができるスタジオがありますから、両方でレコーディングをしてみて、自分が求める音はどちらなのか判断した方がいいです。

※20220830追記

最近のラッパーの知り合いに使っているマイクを聴いたので、その情報も参考に載せます。

NT1


AT4040

中にはipoheの方もいたり、結構人それぞれな印象はありますが、やはりiPhoneは音質が劣るのは比べると実感できるほどです。

※ちなみに僕が使ったマイクは

コンデンサーマイクは

ASTON MICROPHONES/SPIRIT

ダイナミックマイクは

SHURE ( シュアー ) / SM58

です。

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 DAW

二つめはDAWです。

DAWはパソコン上で、楽器の録音をしたり、MIDI(音符のデータのようなもの)を打ち込んで、ピアノやシンセサイザーなどの音を鳴らすことができるものです。

DAWにはエントリーモデルからハイエンドモデルまであるのですが、迷わずハイエンドモデルの購入をオススメします。

例えば今僕が使っているDAWのsteinberg「Cubase」のエントリーモデルだと、「Cubase Elements」になりますが、オーディオトラック数が48であったり、サイドチェーンというダンスミュージックでは結構使うテクニックが使えなかったりしますから、後々不満が出てくることは明白なのです。

ですから、DAW選びにおいては、自分への投資だと思って思い切ってハイエンドモデルのものを購入することを強くオススメいたします。

ただし、そこまで本気になれない方やちょっと試したいというくらいの方については、エントリーモデルのものでも良いかと思います。

私はこれまで「ACID」「LIVE」「LOGIC」「Cubase」を使ってきましたが、ハイエンドクラスでヒップホップのようなループミュージック向けのDAWは間違いなく「LIVE」です。

ループミュージック製作における作業のやりやすさは圧倒的な優位性があります。

ちなみに今私のPCにはLive Liteという、オーディオインターフェイスに付属するDAWもインストールされており、やはりヒップホップトラックの作りやすさは群を抜いています。

とはいいながらも、私の1番のオススメは「LIVE」ではありません。

それは作業が多少やりづらいとしても、他のDAWでもループを扱うこと自体は可能ですから、将来的に音楽の幅を広げる予定があるのであれば、Cubaseが良いというのが私の考えです。

「Cubase」はMIDI入力に便利な機能(コード進行を考える時にサポートしてくれる機能など)があり、サンプリングに頼らないトラックを作る際に力を発揮します。

特にサンプリングベースから脱却しようとしている方には、強力なサポートになるでしょう。

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なお、「LOGIC」にも一通りの機能はもちろんのこと、アップルループスという膨大なループ素材が付属しますので、こちらもオススメのDAWではあります。

オーディオインターフェイス

三つめはオーディオインターフェイスです。

簡単に言うと、オーディオインターフェイスというのは、パソコンとオーディオインターフェイスを繋げて、さらにオーディオインターフェイスとマイクを繋げることで、高音質でパソコンに録音することができるという機材です。

逆にパソコンからの音をオーディオインターフェイスを通じて出すこともでき、ミックスの作業においても必須であります。

ほとんどの有名どころのオーディオインターフェイスにはエントリーモデルのDAWも付属しますから、購入するだけですぐに録音に取りかかれます。

ちなみに僕が使ったオーディオインターフェイスは、初代がRoland「sonic cell」、その次がRoland「Rubix24」です。
Rubix24はずっと全く問題なく使えておりますので、オススメできます。

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ただし、「sonic cell」は古い機材であり、オーディオインターフェイス専用機ではないですから、Rubix24 を選べば間違いないでしょう。

まとめ

以上、ラップを始める時の最低限必要な機材の記事でした。

まとめると、1にマイク2にDAW3にオーディオインターフェイスが最低限必要な機材ということになります。

もちろんそこそこのスペックのあるパソコンないしMacも必要であります。

こうしてみると、金額的になかなか敷居の高い趣味であることは間違いありませんが、ラップというのは、一生の趣味として申し分ないものだと僕は思います。

不特定多数に公開しなくても、趣味で作ってカーステレオで自分の曲をかけて個人的に楽しむだけでも素敵ですよね!

楽しいのはもちろんですが、僕は正直辛い日常生活において何度もラップに救われた人間です。

恩返しのような気持ちですが、趣味のラップをやる人が増えることで、ますます認知度が上がり、それで日本のヒップホップ界に少しでも貢献できたら嬉しいなと、考えております。

そういう理由で、ぜひみなさんにもラップ界に貢献するため、ラップを始めてもらえればいいなと思い、この記事を書いてみました。

それでは良いラップ生活をお送りください!